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デートのお誘い [Tatsuya]





普段お出かけするときって
ほとんど>
タツヤから誘ってくれていて
場所は
私のリクエストに応えてくれたり
サプライズで連れて行ってくれたり。




今日は私から誘ってみた。




  ねー
  今度ブルーマン見に行こう?
  今度こそ行かないと
  本当に終わっちゃうよ??


  最後なんだって?


  そうみたい。
  早く予定立てないと
  チケットとれなくなっちゃう。


  あの近い席?
  俺は見に行ければいいよ。


  だめー
  ポンチョ着て
  青塗りされる席じゃなきゃ
  私は
  顔に色が付いても平気だもーん
  それを楽しみに行くんだもーん


  えー?
  俺、テンション上げられないし
  顔汚れるの嫌だなぁ


  私だって
  テンション上げるの苦手だけど
  ライブとかって別だもん
  大丈夫だってば


  えー??


  はい、
  行きますよー




これって
半分強制なのかな
でも
見に行きたい、って
ふたりでずっと言ってたし




ラッキーなことに
秋の休日
マチネーだけどポンチョ席とれたし




ちょっと強引だったけど
デートのお誘い成立、かな




これからの予定
ひとつ
楽しみが増えました


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もふもふ [Tatsuya]

たくさん水分を含んだ雲

だけど

私の上に水滴は落ちない

一生懸命に

祈ってるから







久しぶりの土曜休み

私に

人混みに紛れるほどの体力はなく

片道2時間

高原の牧場までドライブ



開場直後の牧場に

人影はまばら

動物とのふれあいコーナー

私の持つエサをめがけて

飛びかかってくる羊





 わー

 すそ、すそ もふもふしてるー

 わー

 胃液たっぷりつけられたー

 わー

 こんどこっち

 もふもふしてるー

 やー

 おいかけてくるー





久しぶりに声を上げて

本気で笑い転げ

ひとつのソフトクリームを

我先にと奪い合う







 なんか、

 フツーにデートみたいね。



 そうだね。

 しかし、おもしろいよね。



 何が?



 気付いてないみたいだけど

 どうして

 エサをあげるときに

 ひとつひとつ動物を呼ぶの?



 え?



 馬にエサをあげるときは

 「うまー、うまー」って呼ぶし

 ロバに「ろばー、ろばー」って

 羊にも「ひつじー、ひつじー」って。



 うそ?



 「やぎー、やぎー」とか

 やっぱ気付いてないんだ?



 んー

 言われてみれば。



 前からそうだよね。

 何故かカラスは

 「バッキー」って呼ぶし。



 なにか

 声をかけてあげないと。

 名前知らないし。



 独特なんだよね、

 ホントに、

 もふもふー

 もふもふーとかさ。



 でも

 もふもふ は

 もふもふ なんだよ?



 なんか解るけど。



 むしゃむしゃ、って

 カンジじゃないのよ

 こう、羊がね

 あ、山羊もね

 もふ、もふ、って

 横に口を動かすの



 俺はもう驚かないし

 慣れてるから解るけど

 他の人に言っても

 なかなか解って貰いずらいと思うよ



 そーかなぁ

 

 



たくさん雲が流れ

そして

私の上に穏やかな光





怯え疲れた体

いつのまにか

穏やかな時間に包まれ

見えることのない

暖かな衣を纏っている





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解けてしまうほどのやさしさ [Tatsuya]





もともと休みをとっていた

タツヤも私に合わせて

仕事を調整してくれていて

ずっと体調の悪かった私を気遣い

ゆっくりおでかけしよう、と

先週くらいから約束していた





3年程前

一緒に行ったことがある場所

休日のため余りに混んでいて

楽しみにしていた混浴露天風呂

さすがに恐れをなし

私は女性用に入浴した



今回は平日

リベンジ混浴露天風呂

ゆっくりできるといいね、と

一緒に入れるといいね、と





瑞々しい緑

永劫の清流

私たちしかいない

静かな時間





タツヤのやさしさの深度が

深くなれば

深くなるほど

私は戸惑い

その度に

今のふたりを受けとめようとし

何処か

他人事のような感覚もあり





清流はどこまでも

私たちを包み

緑は陽射しを遮り

光の輝きだけを届け







疑うものが

何処にあるのだろう





3年も経っていた

リベンジ混浴露天風呂

この場所を

この時期に選んでくれた

そのやさしさ



耳の聞こえずらい私に

音の見える場所を選んで

こころで感じることができるように





私がタツヤに返せるモノって

何かあるのかな

貰うばかりのやさしさ

どうしたら

返すことができるのだろう





流れる時間のやさしさ

タツヤのやさしさ

お湯のやさしさ



こんなにも

こんなにもたくさんの

やさしさに囲まれたら







私が解けて

なくなってしまいそうだよ











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雨音の休日 [Tatsuya]





どちらかというと



私は

SEXに対して淡泊で

道具としての

オンナを使ったことはあっても

自分から求める事なんて

ほとんど無く





これ程長い間

オトコが一人だけなんて

今まで無く



何年だろう?

一人のオトコだけ



体調の変化に併せて

ピルが必要になり

それに伴って

生のままのオトコを受け入れ

その快感に浸るようになり





私を抱きしめる

私を突き上げる

私を犯す





その快感を味わうオトコがいて







そのオトコと

私の間に

何がある?





長い時間が流れ



そのオトコと私



何が変わった?









遠い雷鳴が

少しずつ近づく

夕暮れ





淋しさを纏う必要も無く

淡泊な私でさえ

オンナを感じ

安心を覚え





その体温は

私に一番近く

私に一番優しく

その呼吸は

私に伝播し

その鼓動は

私に鳴動する







激しさを増す雨音

反するように

静かな安らぎの時間が

そっと過ぎる





久しぶりに

ふたり

休日の午後

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優しさに委ねる [Tatsuya]







タツヤから

旅行に誘われたのは昨年末



実際に申込をしたのは

年明け







あっという間に

その予定日が近づいてきて…



正直、驚いている







タツヤのことば

タツヤの行動

タツヤの思い



それらの全てが

私が思っている以上に

優しさに満ちていて







深く考えるよりも

心で感じよう



最近、そう思う







頭で考えるのではなく

心で感じるものを

しっかりと受けとめよう







この

優しさに委ねてみよう





今までの私

今の私

これからの私





傷付くことを考えるのではなく

傷が癒されていく過程が

いま

ここにあるんだと





心で

感じてみよう





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ふたりの記憶 [Tatsuya]





ふたりの関係が変わってきた。



…と思う。





今まで

約束は守られることを前提とせず

大人の会話のひとつでしかなく

ずっと

そう思ってきた





今年の初め

タツヤがふいに言いだした





  ね、パスポートの期限ある?



  え?

  更新してないから

  去年の8月で切れてる。



  じゃぁ

  時間をみてパスポート取っておいて



  どうして?



  ふとさ、

  海外行きたくなったときに 

  すぐ行きたいじゃん



  そうだけど

  今までみたいに

  休みの自由がきかないから…



  近場でさ

  2泊3日くらいで行ければ

  俺、突然チケットとか手配するから

  

  そうね

  行けると良いけど

  私の懐具合も気にしてね



  俺が連れて行くときは

  mamiaには負担かけないから

  心配しなくていいよ





そんな会話を交わしていた

たわいも無い会話だと思っていた

でも

なんとなく気になっていて

それから何度か

パスポートをとるように言われ



  ま、いいか

  懸賞で当たったらすぐ行けるし



そんな感覚で取得しておいた

でもそれが

いつの間にか

現実味を帯びてきて





  年内で連休とれる?



  んー

  生大泉洋を見に行ったり

  2日間の研修でN県に行くから

  これ以上休みは取れないよ

  12月はめいっぱいだし



  そか

  ちょうど円高になってるし

  俺が休みとれそうだったからさ



  えー?

  海外に行くの?



  うん、

  一緒に行きたいな、と



  うわぁ、行きたい



  でしょ?



  うん

  でも年内は無理だわ

  来年ならなんとか



  じゃ1月末か2月頃かな

  年明け早々は厳しいしね

  年末年始は

  ゆっくり休みたいでしょ



  そうね







タツヤが

今まで以上に

ふたりの時間を大切にし

今まで以上に

私を大切にしてくれる



甘えることのできなかった私が

いつのまにか

タツヤの厚意に甘え

ふたりでいることの意義を

理屈以外で感じるようになり





ふたりの関係が変わってきた。





もうすぐ

私の9回目の

独立記念日



そして

タツヤと知り合ってから

9回目の







閉ざされた

お互いの心を癒すために

費やしてきた時間



それが

ふたりの記憶



そして

少しずつ

ふたりだけの思い出が

積み重なっていく



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信じてみよう、かな [Tatsuya]

タツヤと

久しぶりのおでかけ



日本海のとある半島の舳先

湾を一望する趣ある宿

私が望んでそこに決めた



今の年齢に相応しい

大人の宿

しっとりとした風

海辺での食事に

大人の時間が

ゆっくりと過ぎてゆく



隣の席

長い時間をともに刻んだであろう

ご夫婦のゆったりとした会話が

テレビドラマの一場面のように聞こえ

私たちの現実

今をくすぐるように

程良く酔わせる



海洋深層水の露天風呂

湾に浮かぶ釣り船を

ふたり

湯船からながめる

日常から切り離された

ふたりだけの時間が過ぎる





先週もタツヤはずっと忙しく

私も追い込まれるように仕事をし

お互い心身共に疲れ果てていた

この月曜・火曜に休みを入れ

日曜から出かける小旅行に

どれ程の期待があったろう



タツヤとの時間は

あまりに自然に流れて

私は私のリズムで

タツヤはタツヤのリズムで

それぞれ自然にいるのだけれど

なにひとつ違和感なく





 

 天然塩シャーベットでしょ?

 とぎ男爵いもソフトクリームでしょ?

 蜃気楼ソフトでしょ…

 あとひとつ、

 なんだった??



 なに、想い出がみんなアイスなわけ?



 え、そんなことないよ、

 たださぁ、

 あれだけ綺麗な夕焼けが沈む海を

 一緒に見られなかったのが残念。



 …イビキで会話してた、って

 言いたいんでしょ?



 え?

 そんなことないけど

 イビキが良い具合に会話になってただけよ。

 





海岸を車で走り

景色を求めて散策する

そんな時間が

今の私たちには必要で



それは

お互いのストレス解消であり

今の私たちの

お互いを見つめるため





少し

信じても良いのかもしれない



私が感じている幸福感

ちょっとした

やさしさ

タツヤから得ているものが

大切だって言うこと



そこから逃げないように

今の私を

信じてみようかな







img20080929.jpg

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元彼 [Tatsuya]



『元彼』だったタツヤが

いつのまにか

当たり前のように隣にいて



『彼』だった当時よりも

いつのまにか

かけがえのない存在になっていて





でも

何となく『彼』と表せなくて







関係は

その関係性は

きっと

周囲から見たら

『彼』そのもので





でも

何となく『彼』と表したくなくて





束縛

したくないし

されたくない





お互いをお互いが大切にする

相手に合わせるばかりじゃなくて

自分自身を大切にしたうえで

相手を大切にする



そんな生き方





私はタツヤを『ツレ』と表す

『連れ合い』というより

『一緒に連んでいる』という意味合い



そんなこと

周囲は知る由もなく

それは

タツヤも知ることなく





自然に居られること

それが

当たり前であること

それが

こんなにも

自分に優しい生き方であること





すべて

『元彼』だったタツヤが

彼の時間を使って

私に教えてくれた







目の前

何気なく会話を交わす





いつか

心から「ありがとう」と

言わなくちゃいけないね
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熟成。 [Tatsuya]



最近の私はゴキゲン

ちょっとやんちゃな車で通勤

大好きな曲をかけながら







仕事は…

自分の不器用さと

視野の狭さと

頭の回転の遅さに



私って

こんなに仕事できなかったんだ

って

不甲斐なさに落ち込むことばかり



患者様とそのご家族

それから地域



私にできること

沢山あるはずなのに

どうしても

納得いかない







不眠症になり

H先生に眠剤を処方してもらう

 

 充分に仕事しているんだから

 自分を責めなくていいんだよ

 たまには

 人のせいにしちゃいなよ



確かにね

私の責任ばかりとはいえない

でも

自分の行動に責任とれなくて

仕事をしていると言えるのかな







タツヤは

私を喜ばせてくれる

食事に誘ってくれたり

洗車セットを買ってくれたり

たまには買い物に行こうって

引き籠もってちゃダメだよって

眠れないなら

眠れるまで居てあげるよって

気持ち良くしてあげるよって

気を失うくらいのSEX







最近の私はゴキゲン



だって

人生の半分が過ぎて

自分の人生を生きて

仕事の辛さも

SEXの心地よさも

それを感じているのが

自分自身だってわかるから





全てが

私自身だから









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ひとひらの。 [Tatsuya]



今日はお休み。

暖かな春の陽が

今の私には殊の外優しく感じる。





  4日、休みでしょ?



  うん。



  何か予定入れてあるの?



  別に。

  元々今週は勤務がキツイから

  1日休みを入れただけだし。



  俺、午後休みとれそうだから

  ランチでもして

  花見にでも行こうか?

  ちょうど良さそうな時期じゃない?







ずっと体調がすぐれなくて。

心因性の反応が出てしまい

頭痛と無気力感に苛まれ続け。

そんな私を気遣って

タツヤは午後休をとってくれた。





満開

桜の名所は

平日の午後にもかかわらず

どこも賑わっていて

人混みに紛れるつもりのないふたりは

そのまま車を走らせる





穴場の小さな公園は

人影もまばら

散り始めた花びらが

日本庭園のせせらぎにたゆとう

池の端を

ふたりでのんびりと散歩する





池のカモ



散歩する親子



こんなにも

穏やかな時間が流れるようになったのは

いったい

いつ頃からだろう





時間の音がしない

揺れる緑と

水面だけが

時を作り出している





ふたり

出逢った頃

あの頃 

ふたり

心に大きな傷を隠していた





過敏に反応することはあっても

流れる時間の穏やかさに

気付く事なんて

ほとんどなかった







早い夕食をすませ

私の部屋の近く

小さな神社まで歩く



人の気配のない

夜の神社

小さな提灯がならび

満開の桜に

紅さを添える



風が通りすぎ

私の瞼に

ひとひらの紅



私のまばたきに

零れそうになる

その小さなひとひらを

タツヤはそっと手にする





  はい、花びら



  ありがと

  すごいね

  こんな小さなひとひらが

  瞼にとまるなんて





このひとひらが

今のふたり



偶然の

小さな時間を

積み重ねてきた

今のふたり





タツヤの腕の温かさを

さりげなく

感じさせてくれてる

いま

ここに

花びら舞う夜の風



  









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