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さ。ちょっとずつ。 [hearts]



本当に日々の流れが速く
あっという間に年が変わり
様々な情報や出来事が通過し
そしてまた
今日だ。


ベトナムから遊びに来てくれた彼女
彼女の左手薬指には
彼女の細すぎる指には
ちょっと大きく感じる指輪が光り
彼女の優しい笑顔の横には
大きく安心感を与える彼がいて

実質会うのは3回目なのに
ずっとずっと友達だったみたいに
それは彼にしてみても同じで
初めて会うのに
ずっとずっと彼女の隣にいたひとのように
3人で1泊2日楽しい時間を過ごした

私の人生ではありえない人生を
いま目の前の2人は歩んでいるし
そしてこれからも歩んでいこうとしている

  さすがにアフリカまでは会いに行けないな…

そうつぶやく私に

  きっと
  ベトナムか日本で会いましょう
  日本に来るときは連絡します

そう言ってくれる彼女が
とても愛おしく感じた

改札口まで彼女たちを見送ったとき

  まだ10分あるから写真撮ってあげるね

大きな体の彼が優しい心遣い
彼女の母親と変わらない年齢の私
ふたり並ぶ写真はスマホの中で
とびきりの笑顔
彼女と彼が並ぶ姿を見て
涙が止まらなくなった
そんな私の口から最後に伝えたのは

  彼女をよろしくね
  幸せにしてあげてね

彼の大きな体が腰から45度倒され
その様をみてまた涙がこぼれた


それが今年初めてのできごと



さあ
私は私で進まなくちゃ
臆病で心配性でそのくせ負けず嫌いで
楽しむこととおなじくらい
葛藤が大好きで
理想と現実のはざまでもがき続けてる
そんな私だけど
前に進まなくちゃ


今度彼女に会うときには
人としてひとまわり成長できているように
彼女の幸せを共に喜ぶのに
ふさわしい自分でいられるように


さ。
ちょっとずつ。
前に進もう。




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日々流々 [sensitivity]


日々、様々なできごとがあり
ひとつひとつ
向き合うか流すか選択し
そうして重ねた日々が今日になり。

夏の思い出のはじまりは
恐怖としか言いようのない国家試験前日。
コンタクトレンズ破損、
やむなく眼鏡のみで
そのまま試験の地、仙台に赴かざるをえず
その日は
あいにく地元の夏祭りの日
最寄り駅駐車場が満車で車を止められない
自宅に戻りタクシーを呼ぶもタクシーも来られない
再び駅から徒歩10分の駐車場に車で出向き
指定席予約の新幹線
汗だくで走り3分前にホームにたどり着く

夏の仙台は七夕まつり直前
観光客でごった返し
ホテルまでの徒歩5分
パンプスのヒールを舗装の溝にとられ破損
カツカツ鳴らして
時にかかとを浮かせて歩行
駅前の飲食店はどこも満席、
単身では入りずらい雰囲気
やむなくコンビニ夕食

馴染んだホテル
ようやく落ち着いて過ごす夜

国家試験当日
試験問題を開けば
見たこともない専門用語の羅列
5月からたった3か月の付け焼刃では
太刀打ちできるはずもなく
午前も午後も試験時間ぎりぎりまで粘り
粘り疲れ

帰路、抜け殻同然
脱力感だけが身体を支配する

8月末は学会で名古屋へ
仲間と前のりし夜の街を飲み歩き
最終的にショーパブへ
なんだか懐かしい遊び方
学会では様々な学びと刺激を受け
再来年の開催に向けて準備が始まったことを実感


国家試験結果発表
奇跡的に私の番号がサイトに表示されていて
喜びよりも先に震えがくる程の驚き
合格証書が届くまでは信じられず

一緒に国試を受けた同僚3人
だれも触れないところを見ると
私を気遣って合格を言わないのか
ダメだったから公表しないのか
結果を聞くこともできず

最終的には合格したのは私だけと判明
ひとりでは喜びを露わにすることもできず

そうしているうちに秋がきた

日々流々

落ちすぎることもなく
万策尽きたわけでもなく
流れていく日々に追われるように
受け止めること流すこと
その選択だけで今日に至っている。


きっと
未来の今日になれば
思い出となって懐かしく感じるはず

日々は流れ流れて今日になる







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that day 8 [that day]

 

思い返せば、道場にいるときは
ぼくはいつも彼女を見ていたし、
それを彼女も気づいていた。

彼女は悩み、ぼくは諦めた。

お互い
こころの片隅にはあっても重なることはなかった。
そして今の彼女はどうなんだろう。


ぼくは今、そこそこの幸せに包まれている。
とくに不満もない。


そんなぼくが
彼女に何を聞けばいい?
何を、どう伝えればいい?



信号が青に変わる。
若者がスマホを見ながら横断歩道を渡っていく。


彼女も、ぼくも、立ち止まったまま。
進めない。

お互いを
お互いの「あのとき」を見つめあったまま、
進めずにいる。



雨の匂いが強くなってきた。
エキストラたちは
もう二次会の居酒屋に着くころだろうか。

ぼくは彼女の肩に揺れる髪を見た。
ゆるく、彼女の動きに合わせて揺れる髪が、
ぼくをも揺らす。



ぼくは、彼女に何も聞かない。
ぼくは、彼女に何もしてあげられない。
そして、彼女もそれを知ってぼくに謝っている。

…ぼくが謝るべきできごとだったのに。
ぼくの一方的な、
唐突な行動で彼女は戸惑ったはずなのに。



動けずにいるぼくと彼女に、
また雨粒が降りてくる。
ぼくは左手に持っていた傘を開き、
彼女に差し掛ける。



「キス、していいですか」



ぼくは、今のぼくを伝える。
もう、彼女を抱きしめることはできない。
彼女もそれは望まない。


今、
ぼくは、
ここにいる彼女とキスをしたい。

それを、伝える。



「はい」

彼女が少し微笑む




青信号が瞬き
そして赤に変わる




傘を打つ雨の音がする。
ぼくの右手のなか、彼女の頬。

 
ぼくはそのまま
指先でそっと彼女の髪を遊んだ。









ぼくは…




こうして

ぼくの「あのとき」と
彼女の「あのとき」が
雨粒と一緒に
時の中、溶けて消されていった。











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