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それでも彼は彼のままでした [Friends]


土曜の夜はデートでした
中学時代の友人koくんが
所用で私の住む街まで来たので
久しぶりに会って飲みました

私の中学時代は
思春期特有のほろ苦さ以上に
自分の中の葛藤に気付き始めた頃で
その後30代まで続く深い傷を負い始めた頃でもあり

そんな時に私の近く
koくんは色濃く存在していて
その色は今も褪せることなく私のそばにありました


私の大好きなお店に案内して
カウンターであの頃みたいに
  …あの頃はこんなに話せなかったな
言いたいこと言い合って
  …私が言いたいこと言い放っているってカンジ
楽しい時間はあっという間に過ぎ


今の私だったら
あの時をどう生きたろう、って
あの時の感情をどう伝えたろう、って
彼の目をみてふと
そんなことを思いました

今の私は
感情が自由になってきたと思うし
それなりに
自分の人生を歩いている、って実感も持てているけど
それでも未だに
地元に戻ることに怖さがあって
地元に戻って多くの人と関わることに怖さもあって

koくんは
あの頃もそうだったけど
気付くと私を見ていてくれて
たぶん
そういうのって私の安心感になっている


私が言いたいことを言っても
しょうがないな、って顔して
タツヤとはどうなんだよ、って
余計な心配して
まったく昔と変わってない

私の方向音痴も
斜に構えた考え方も
ドアに挟まってしまう間の悪さも
そこは変わりようもなく


それでも彼は
彼のままそこに居てくれました


ほんの数時間ですが
中学時代に戻れた気がします

  …ちょっと違うな

中学時代に味わうことができなかった
自然な自分と出会えた気がします


私は中学時代に
すっごく良い友人に出会えていたんだよ、って
周りの人に
自慢をしたくなるような


そんな夜でした






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コメント 1

mamia

SORIさん、くまらさん、はにほさん、Lodyさん、
nice!ありがとうございます!!
by mamia (2012-08-29 22:38) 

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