SSブログ

ゆっくりひとりごはん [impressions]

 

今日と明日はアメリカから来日されている

H,澄子先生の事例研究会。

先生の存在自体が包容力そのもの。

先生にお会いするのは半年ぶり。

年2回、この事例研究会がとても楽しみ。

 

午後2時からの研究会の前に

私の部屋の近くにあるインド料理屋さんで

ひとり、ごはん。



サラリーマンの2人組や

カップルばかりの店内で

私はひとりテーブルに向かう。 

 

H先生の事を考える。



4年ほど前、カウンセリング技術の研修会。

クライエント役をした私。

その時H先生はカウンセラー役の方のサポートをされた。

とりとめもないイメージの話しを

延々と続ける私に

カウンセラー役はとても困惑しているようだった。

すかさずH先生のサポートが入る。



“あなたはとても孤独を感じていたのね”

「そうかもしれません」



“その時あなたはどんな気持ちだったの”

「何も感じられなかった」



最後にH先生はひとこと。

“あなたは今

 自分で自分の癒しに入っているのね”



なんだか、涙が止まらなくなった。

ああ、私は許されていいんだ、って。

自分で自分を許していいんだ、って。





運ばれてきたランチは

野菜のカレーとキーマカレー。

タンドリーチキンと半ナン。

とてもおいしいのだけれど、

なんだかぼやけて見える。

涙がちょっと浮かんだりして。

あの

H先生がサポートして下さった時の事を思い出すと

感極まって涙が出てしまう。

今でも。



あの時以来、

私はこのH先生のもつ技術と人柄に

とても感じさせられている。





ゆっくりと時間をかけ

ゆっくりとランチを味わい

私はひとりの時間を過ごす。



ゆっくりと自分をみつめ

ゆっくりと自分を振り返り

そして

これからもゆっくりでいいかな、と思う。





H先生、

私もあなたに救われたひとりです。









nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

みきお

H先生の癒しへのレッスンは肩にのしかかっていた心のオリを泣く事によって取り去ってくれたのですね。ヒーリングを受けたものは、心の傷ついた人にフィードバックしてあげるのが良いように思うのですが。
あなたがクライエントを癒すのはまだ先かもしれませんが、ヒーリングのパワーを実感されたあなたはより勉強してください。
by みきお (2006-04-24 14:02) 

Mamia

>みきおさん

コメントありがとうございます!
H先生は臨床ソーシャルワーカーとして
長年アメリカで活躍されている方です。
私はこの先生から学ぶ技術と
クライエントに対する姿勢を、
自分のものにできたらな、と
常々思っています。
日本では臨床ソーシャルワーカーという位置づけが
なかなか難しい状況ですが、
少しでもみなさんのお役に立てるように
私も頑張っていきたいと思っています。

ちなみに、4年前の涙は副産物です(笑)
自分で自分に許しを与えていいんだ、
そんな気付きから自然に出てきました。
自分で自分を認めることができると嬉しいんですね。

少しつづではありますが、私のカウンセリング技術も成長しつつあるようです。
いつか、私も気付きのお手伝いができるといいな。
by Mamia (2006-04-24 18:45) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。