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昨日の続きの今日は… [Tatsuya]

 

  すごいよく眠れたよ。

  いつもみたいに夢をみなかった。

 

  そ、よかった。

  眠りも深かったみたいね。

 



出かける準備をしている私の傍ら、

“よく眠れた顔”のタツヤがベッドから立ち上がる。 

 

 

 



昨夜は会社の上司の壮行会だったタツヤ。

これから部屋に寄るから、とケータイ。

駅に着いたら小雨が降り出していて

タクシーは行列ができているという。



  じゃ、お迎えに行くから待ってて?

 

  ありがと。

  駅のロータリーはすごく込んでるから

  駅前のコンビニに行ってる。

 



21時を過ぎた夜の環状道路は

うっすらと水分を含んで夜を深くする。

片道を10分とかからずタツヤをひろう。

 

  はい、おみやげ。

 

  え?何?ありがと?

 

  ギョーザ。

  今日は安売り日だったみたいでさ、

  待ってる間に駅に入っている餃子屋で買ったんだ。



  ほんと?

  駅に餃子屋さん入ったの?

 

  もう少し前だよ。

  2人前あるから、2回に分けて食べて。

  これで連休の食料確保でしょ?



  ほんと、餃子食べて遊びにも出られなければ

  勉強するにはちょうどいいわ。

 

 

当然のように、ソファの所定の位置に座り

当然のように、私にしゃぶり付いてくる。

ベッドに転がり込むのももどかしく

私を背後から抱え込み

ワンピースの裾をまくり上げ

小さな布きれは剥ぎ取られる。



  なんだか、最近、激しい…ね。

  今日は酔ってるか ら よけ い。

  

  ん?嫌いじゃないでしょ、

  こうすると濡れるのが早いよ?

  ほら、もうイヤラシイ音、してる。



  ん…ぅ



荒々しいタツヤに私は羞恥心をそそられながら

熱く硬くなったモノを口にふくむ。

小さく吐息を漏らすタツヤ。



  今度は俺の番。

 

愛撫の嵐。

大きく、硬さを増したモノが焦らすように差し込まれ

激しく運動を繰り返す。

その度に私のカラダは弾み、快感が突き抜ける。

  

  ぁ…

 



 

気が付けば

カーテンは明るさを帯び始めている。



私の手はしっかりとタツヤに握られ

隣には安堵の表情で眠るタツヤ。

私も、久しぶりに深い眠りの中にいた。 

 

今日の午前中は公開講座を聞きに行く予定。

このままずっと眠り続けたい欲求を

断ち切らなくちゃいけない。

朝は今日の始まり。

 

ベッドにタツヤを残しシャワーを浴びる。

カラダにタツヤが残っている。

まさぐられたカラダはオンナを香らせたまま。

 



  何時に部屋を出るの?

 

  一緒に朝マックでもする?

  私、今日は9時にお迎えが来るから

  それまでにタツヤくん送っていくわ。

  それでよければ8時15分に部屋を出る。

 

  ん。そうする。

 



昨日の続きの今日は、こんなカンジで始まった。

  
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