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普通すぎるという違和感 [impressions]

 

 

あまりに普通すぎて。

  





昨日から今日に変わる間際にMail。



“仕事、今終わった。

 今日はこのまま帰るから。

 明日は会議とか入ってる?

 夕飯を一緒に食べよう?”



今日は何も予定は入れてないし

夕食を一緒に、ってお誘いを断る理由もない。





今日になってギモン。

夕食ってウチで食べるのかな、

それとも外で食べるのかな。 

 

ちょっとだけ、お願いをしてみる。



“久しぶりにデート、したいな”

  

 

 

 

連休中、

朝日の写真を撮りにいくから、と誘われ

仮眠を取るまもなく目的の山を目指した。

日の出にちょうどいいタイミングで

視界をさえぎるもの無く一面に広がる雲海と、

柔らかく暖かい日の出を満喫した。



私はタツヤの邪魔をすることなく

勝手にその辺で適当にデジカメのシャッターを押し

タツヤが移動すればそれについて歩く。



  一枚、雲海をバックにとってやるよ。



  私、写真撮られるの苦手なんですけど。



  いいよ、そのまんまにしててごらん。

  

 



 

あまりに普通すぎて。

ふたりで時間を過ごすということが

何の違和感もなく繰り返されて。

それが今の私の違和感にもなっていて。





ポートレートのような私の写真。

何の不安も不満もなく

そこにいて。

きっとあの時の私はあの写真の中に素直に存在している。

 

  



いつもなら私が絶対に使うことの無い

デート、という言葉を使ってMailする。

ちょっとタツヤの反応を気にしながら。 

 

 

あまりに普通ということが過ぎると

普通がわからなくなる。

その大切さがわからなくなる。

以前のふたりのように。

 

繰り返すこと、繰り返しちゃいけないこと、

成長したこと、理解したこと。

 

すべてを包含して私がここにいる。

その私を包含するタツヤが傍にいる。

 

 

 

包み込まれてしまっては何も見えなくなってしまう。

 





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