ユキのよるに [sensitivity]
ユキが音を消し去るように静かに降る夜
たくさんのことを考えてた
こどもの頃
オオユキが降ると父がかまくらを作ってくれて
その中で
飽きることなく遊んでたこと
ユキの滑り台で
さんざん滑ってたこと
きっとこのオオユキ
あの頃の私のように姪や甥も大喜び
そして
あの頃の父のように
今度は弟がじぶんのこどものために
かまくらや滑り台を作るだろう
あの日も
10年に1度と言われたオオユキだった
T氏とふたりで
日帰りスキーに行ったあの日
高速も通行止めになってるんだから
無理して帰らなくても良かったんだね
T氏が何気なく言ったひとこと
自分の立場と
自分のしていることが
感情だけではすまされないことだと
思い知らされた
静かに静かに降り続いたユキが
一面にふりつもったユキが
たくさんの
いままでを思い出させた
ユキのよるが明けてゆく
陽をあびたユキは
ゆるくゆるく溶けはじめ
私の「いままで」も溶かしはじめる
積もっては溶け
年月を重ねて
つもってはとける
つぎに降る雪は
どんな思いを重ねるのだろう
ね?
久しぶりの雪はいろいろなことを思い出させてくれるのですね。
昨晩は月明かりがまぶしく星も瞬き、まだ誰も踏んでいない白い雪のおかげでうっすら明るい夜でした。
by はにほ (2014-02-12 14:40)
はにほさん、niceいつもありがとうございます。
思い出さない方が
本当はシアワセなのかもしれない、な~んて
思ったりもしてます。
by mamia (2014-02-19 17:54)