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覚悟はしているけれど [about work]


私が対応していた患者さんが亡くなったと

今朝
出勤してすぐに聞かされた


自然な亡くなり方では無かったと
警察からの問い合わせで察しはついた


私より3歳程度年上で
再婚相手の旦那さんやお子さんの病気のことで悩んでいた
ODを繰り返していた時期もあったけど
「話すこと」「聴いてもらえること」で
ODを回避することができてきていた矢先だった


何度目かの警察からの問い合わせで
ODではなく他の疾患の影響だろうという事まではわかった



彼女は
「薬をぷちっ、ぷちっ、としたくなるとね
 mamiaさんの顔が浮かんでくるんですよ
 いけない、やっちゃだめ、
 やる前に電話しよう、って思うんですよ」と

「mamiaさんはきちんと話を聴いてくれるし
 私のお姉さんみたいだからなんでも話せる」と

外来で受診に来るたびに
たとえ少しの時間でも会話を交わしていた
「よかった、話せて」
彼女はいつもそう言ってくれた



私にできる事はしてきたと思う
だからこそ
彼女の安心した顔を見ることができたわけだし
きちんと通院もしてくれていた



この仕事に着いた時から
自分の関わっている人が亡くなることは
その病の性質上、充分に覚悟してきたけど
そして
痛感する出来事も何度もあったけど

でも
何度経験しても
慣れるものではない
自分のこころの痛み

残されたご家族のことを思うと
いたたまれなくなる

でも
私にはもう何もできない


祈るしかできない




こころより
ご冥福をお祈りいたします










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