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かけがえのないもの…男友達 [Friends]

私にはかけがえのない男友達が数人いる



20代の頃は

みんなが集まって飲んでいるとき

よく電話がかかってきた

家電であろうと、ポケベルであろうと、ケータイであろうと

時間なんて関係なしに



「何してる?」

「テレビ観てる」

「出てこいよ」

「あと30分したら」

「なんだよ、俺らよりテレビかよ」



仕事を通じて知り合った友達だけど

一緒にみんなで遊びに行ったり

飲みに行ったり

その仲間内で私は妹のような存在だった

 

みんな結婚をしてそれぞれ家庭をもっても

彼等の奥さんは私を受け入れてくれ

快く一緒に飲んでくれたり

「ウチに泊まって」と言ってくれる

彼女たちにしてみても

私は自分の夫の妹分

恋愛感情まったくないことを承知している

 



最近、彼等から連絡くることが少なくなった

みんなそれぞれ役職についたり

重要な立場におかれて必死で仕事をしている



そんな彼等から連絡がくるのは

決まって深夜

“寝てるとは思うけど…

 なかなか寝つけなかったらお前のこと思い出した

 元気でやってるか?”

“忙しさで自分を無くしそうだ”

彼等の悲痛なまでの頑張り



私がカウンセリングに関わっていることも

精神保健を勉強していることも

彼等には関係ない

 

昔ながらのたわいのない会話の一部

彼等が弱音を吐ける場所でいられること

私が弱音を吐ける場所であること

それがどんなに尊いか



たいせつなものが私にはたくさんある

そのうちのひとつ

 

私にはかけがえのない男友達が数人いる

彼等にとって私がかけがえのない妹分であると

私は自惚れている



彼等も疲れ

私も疲れてる

 

それでも、私たちはまだ

弱音を吐き出し合えるだけ

シアワセなのかも知れない







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