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待つ、ということ [Friends]





友人が心療内科を受診して半年が経つ。

私が受診を勧めた。

彼女が知人から紹介された心療内科はとてもいいところだ、と

安心して通院していた。

 

最近、彼女をとりまく状況が悪化してきたらしく。

彼女の瞳も虚ろになってきた。

心療内科でいただいたお薬は飲んでいるのだろうか、

話したくても話せないことで苦しんでいないだろうか、

こちらから彼女の心に踏み込むことはできない。

 

離婚を請求することができない立場の彼女は

彼女の夫である人の静かな暴力から逃げようと

最大限の努力をしてきた。

それでも、防ぎようのない出来事。

彼女自身の自責の念。 

 

カウンセリングを万能薬だと思っている人もいる。

治療行為としてのカウンセリングであっても

筋道を間違えれば混乱に巻き込んでしまう。

私には何ができるのだろう。

彼女の後ろでそっと支え

彼女が振り向いたときに、

大丈夫、ここにいるよ、と言ってあげること。

それくらいしかできない。



今は彼女をとりまく状況が好転しなければ

治療すら進まないだろう。

 

彼女が人を頼る気持ちを失わないように

友人を信じる気持ちを失わないように

今、

私はそれを祈ることしかできない。

 

 

“無力”なことは

“できない”ことじゃない

“待つ”強さを試されること 

 

私が生きている、理由。

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