待つ、ということ [Friends]
友人が心療内科を受診して半年が経つ。
私が受診を勧めた。
彼女が知人から紹介された心療内科はとてもいいところだ、と
安心して通院していた。
最近、彼女をとりまく状況が悪化してきたらしく。
彼女の瞳も虚ろになってきた。
心療内科でいただいたお薬は飲んでいるのだろうか、
話したくても話せないことで苦しんでいないだろうか、
こちらから彼女の心に踏み込むことはできない。
離婚を請求することができない立場の彼女は
彼女の夫である人の静かな暴力から逃げようと
最大限の努力をしてきた。
それでも、防ぎようのない出来事。
彼女自身の自責の念。
カウンセリングを万能薬だと思っている人もいる。
治療行為としてのカウンセリングであっても
筋道を間違えれば混乱に巻き込んでしまう。
私には何ができるのだろう。
彼女の後ろでそっと支え
彼女が振り向いたときに、
大丈夫、ここにいるよ、と言ってあげること。
それくらいしかできない。
今は彼女をとりまく状況が好転しなければ
治療すら進まないだろう。
彼女が人を頼る気持ちを失わないように
友人を信じる気持ちを失わないように
今、
私はそれを祈ることしかできない。
“無力”なことは
“できない”ことじゃない
“待つ”強さを試されること
私が生きている、理由。
2005-01-27 22:40
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