さようなら [hearts]
夏が深さを増して
底なしに邪悪な怨気を吐き出していて
たのしい予定を入れるはずの夏休みが
メニエールで倒れて潰れるという
なんとも恨めしい夏。
毎年、年に1度だけお会いして
お守りを作ってくださっていた先生が
昨年末に他界されていたことを知らされ
なんとも居たたまれない。
もう、自分の力で歩かなくちゃいけない、って
ずぅぅぅぅぅっと思っているけど
最後に先生にいただいたお守りが「開運」だったことが
なんだかせつない。
がんばりなさい。
あなたは私とおなじ、器用貧乏なの。
だけどね、いつも言っているでしょ?
あなたには
あなたが困ったときに必ず助けてくれる人が現れる。
あなたは道端に咲く花じゃなくて
大きな大輪の華を咲かせる人なの。
そのための努力はきちんとしなくちゃだめよ。
他人が聞いたら笑われそうなことばだけど
先生からいただいた言葉を大切に心にとめて
できる努力はしていこう。
私、先生のことばにそっと背中を押してもらえていました。
先生、ゆっくり休んでくださいね。
20年間、本当にありがとうございました。
先生、さようなら。